初心忘れるべからず。
1日目。
夕食の準備がイヤだなーと思いながらダラダラすごしていた。
ダンナは仕事で遅くなりそうなのでひとりでとりあえず納豆ごはんを食べる。
ダンナが帰ってきたら何か作ろうかなーと思ってのんびりしていたら
思ったよりダンナが早く帰ってきた。
「俺に何も食べるなって言うの?」
ちょっとグサっときた。
自分がうしろめたい思いをしているところを正しく指摘されると
反論もできなくてつらい。
でもそんな言い方しなくてもいいんじゃないの?
口にしようとしたとき、
ちょうどそのとき洗濯機がピーピーと私を呼んでくれた。
洗濯物を干しにベランダに行く。
ダンナは自分で何か作っている。
ここがすごいところだ。
特に材料も何もないのに何か作っている。
やっぱりわたしと違って料理が好きなんだろう。
何を作ってるんだろう。
狭い家なのでベランダからも様子はうかがえる。
ナイターを見ながら食べ始めたようだ。
わたしはわざとゆっくり洗濯物を干す。
秋になって涼しいので暗い中洗濯物を干すのもそんなに苦ではない。
リビングに戻るともう食べ終わっていて、ダンナは食器を洗っている。
なんとなくいいわけしたくなって
「ほら、今、生理でしょ?なんかおなかが痛くって・・・」と聞かれてもいないのに言ってみた。
2日目。
通勤途中に
「今日はコロッケが食べたいなあ」と言われる。
「うん」と答えると
「作れる?」と聞かれた。
はっきり言って、作ったことなんかない。
コロッケっていうのは私にとってはスーパーで80円で売ってるものだ。
あるいは冷凍で5個入りで200円で売ってたり。
きっと1時間かければ作れる。そりゃ、できない料理はない。
私が思うに料理を仕事だと割り切ればできるのだ。
レシピどおりにきっちりやればそんなに変なモノができる心配もない。
どちらかといえば普段会社でやってる仕事とか
英語とか数学とかのほうがよっぽど難しい。
でも・・・
結婚して一番感じたこと、
それは
私は料理が嫌いなのだ!!!
嫌いな仕事をイヤイヤながらやって何もいいことはない。
だから私の料理には創意工夫がない。
ちゃんとレシピどおりにはできる、でもそれは私の労働の対価ほどのできばえではない!
そんなことを思いながらレシピ通りにコロッケを手作りした。
予測どおりちゃんとできた。
もちろん揚げたてなのである程度はおいしい。
でも・・・
もし、今の私が派遣で働いたとして時給1500円くらいだろう。
でもこの手作りのコロッケ、6個で割って@250円
・・・。(←食べている)
その価値はない!!!
ダンナも「おいしい」といって食べてくれているが
それは1500円分の労働に対する感謝の意ではない!!!
きっとダンナが作ればもっとおいしいだろう、
そしてこんなに時間はかからないであろう!!!
3日目。
うちは5合ほどご飯を炊いて、一食づつ冷凍しておいて、
解凍して食べているのだが
ダンナがもうご飯がないので今日はパスタにしようと言っていた。
ホっとした。
だって・・・パスタは楽なんだもん!!!
でも帰宅途中、ちょっと考えなおした。
あまりに妻としてダンナをがっかりさせすぎじゃないだろうか?
本当にSEXさえさせておけばいいのか?
しかも最近ちょっと回数が減っている。
やっぱり結婚するんじゃなかったとか思われてるんじゃないだろうか?
気になって帰りにスーパーで買い物なんてしてみる。
でも、帰ってみるとやっぱりやる気がない。
だって疲れてるのだ。
今日も月末でお昼もゆっくり食べられないほど忙しかった。
生理で体調が悪いなんてウソだけど、本当に疲れてるのだ。
連休明けで仕事はたまりまくってるし、あちこちからいろいろせかされるし、
上司は働かないし、来客はあるし、部下は文句言うし、
とにかく大変なの!!!
とりあえず米を洗う。
なんて面白くないんだろう。
あーあ、なんでわたしばっかり。
収入のバランスで言えば
ダンナ:わたし=6:4なのに
家事の負担は
ダンナ:わたし=3:7だ
友達とも遊んでないし、お酒は我慢してるし、
なんも面白いことない!!!
と、そこにダンナから携帯にメールが。
「今日は遅くなります、ご飯は食べて帰ります」
やったー!!!作らなくていい!!!
本当に無意識にガッツポーズをしていました。
喜んで「ご飯はいらないの?」と返信すると
「うれしい?」
びっくりしました。
どこかで見ているのか、と。
少し前ならダンナが遅くなることで寂しがっていたのに
今、私は食事を作らなくていいことをこんなに喜んでいる・・・
愕然としました。
この自分の心境の変化。
返信に困りました。
ダンナはこの3日の私の気持ちを全部知ってたんでしょうね。
早く返事を返さないと。
この妙な間は、「その通りです」ってことになってしまう。
なやんで出した返事は
「早く帰ってきてね(はーと)」
気づいているのかいないのか、
「帰ったらエッチするからね!」との返事。
その返事もどうなんだ?と思いながらも
まだまだ大丈夫かな、とも思えて少し安心しました。
ダンナが帰って来るまでにもう一度「結婚ルールズ」を読み返して
初心に戻ります。


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